メディア(就職サイト)選定
採用実務の第一歩は、就職サイトへ自社の情報を掲載することにはじまる、と言って過言ではありません。就職情報誌とハガキによる就職活動・採用活動は10年ほど前から姿を消し始め、今では企業への応募などはほぼ100%インターネット上において行われます。大手就職サイトはその規模順に、リクナビ(株式会社リクルート)、毎日就職ナビ(株式会社毎日コミュニケーションズ)、日経ナビ(株式会社ディスコ)、就活ナビ(ダイヤモンド・ビッグアンドリード)などがあります。その他にも、10種類を超える就職サイトが存在します。もちろん、大手サイト(掲載企業数が多い、ユーザー学生数が多い)ほど大きな効果が見込めますが、その分掲載費用もかかります。必要となるエントリー数や追加オプションの利用等も検討しながら、どの就職情報サイトに掲載するかを慎重に判断する必要があります。
なお、就職活動終了後の学生によるアンケート結果では、1つの就職サイトしか使わなかった学生は20%程度。60〜70%の学生は、2つ、ないしは3つの就職サイトしか利用しない、というデータが出ています。4番手以降の就職サイトを利用する場合は、その利用目的・利用方法を明確化した上で活用するのが望ましいと言えるかもしれません。

参画合同説明会選定
就職サイトに次いで、母集団形成(エントリー学生数確保)の施策として考えられるのが、合同企業説明会です。就職サイト運営企業が主催するものから地方の新聞社が主催するものまでその形態は多岐にわたり、就職サイトよりも種類は多いと言えます。就職サイトをインターネット上のデジタルな企業検索・企業研究ツールであるとするならば、リアルな企業と学生の出会いの場として合同説明会を活用する企業が増えています。
注意すべき点としては、開催時期によって学生の参加理由が異なる点です。就職活動の第一歩として参加している学生、就職活動のピーク時期に参加する学生、ピークが収まった時期に参加する学生。学生の参加理由と自社の採用計画を照らし合わせて、参画する日程を決定することが重要になります。

自社HPリクルートページ作成
就職サイトは、ユーザーである学生側の視点から、企業どうしの比較がしやすいようにある一定のフォーマットが決められています。その為、就職サイトを見て興味を持った学生が、企業研究をするのに十分な情報が得られるかといえば、残念ながらそうとは言い切れないのが実状です。しかし企業のホームページは営業構造の一環であることが多く、学生が企業の内面を見ようとしてもなかなか難しいケースがほとんどです。その為、学生に対しより深い情報を発信するため、新卒学生向けホームページを作成することで提供する情報の質と量を高めることが、重要な採用戦略のひとつといえます。
パンフレット類作成
営業先に提出する会社案内と、新卒学生に配布する入社案内。この2つを併用する企業も実際にはありますが、そもそもその資料を受け取る側の「求める情報」は、共通点はあれど根本的に異なります。その為、学生向けの入社案内を作成することも必要となります。
学生向けのパンフレットを作成する際に注意すべき点としては、そのパンフレットの目的が、「自社のことをよく知らない学生に、興味を持ってもらうこと」であるのか、「すでに自社に興味を持ってくれている学生に、詳細情報を提供し、企業研究を進める」ための資料であるのか。この目的によって盛り込む情報や、情報の提供方法が大きく異なります。通例的に作成するのではなく、自社の採用課題を解決するためのパンフレットを作成することが重要となります。

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